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壊死の筋肉、tPAで再生 マウス実験で東大医科研
2010/02/04 08:14 【共同通信】
脳梗塞の治療薬として使われている「tPA」を投与し、血管の閉塞が原因で壊死したマウスの筋肉を再生することに成功したとの実験結果を、東京大医科学研究所の服部浩一特任准教授らが4日までにまとめた。
新型万能細胞「iPS細胞」などの細胞を使わず、実現性の高い再生医療の可能性を示すもので、心筋細胞や神経細胞の再生も可能ではないかとしている。
服部准教授らは、tPAの投与によって体内にプラスミンという物質が増え、骨髄由来のさまざまな細胞が、壊死した組織の周囲に集まることを見つけた。これらの細胞の中には、組織の再生を促す血管新生因子をつくり出すものもあった。
そこで、足の血管を閉塞させ、筋肉を壊死させたマウスにtPAを投与すると、筋肉の再生と歩行などの機能回復が促進されることが判明した。出血などの副作用は見られなかった。
服部准教授は「再生医療を臨床応用する際の倫理面や安全性の課題が少なく、実現性の高い研究結果だ」と話している。
tPAは脳血管に詰まった血の塊を溶かす作用があり、脳梗塞発症から短時間のうちに投与すると効果があるとされる。
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