あおい薬局
「DHAで認知症予防」実証
2010年3月1日 中国新聞
青魚などに含まれる油脂のドコサヘキサエン酸(DHA)にもの忘れや認知症の予防に効果がみられることを、島根大医学部の橋本道男准教授らのグループが国内初の100人規模の臨床研究で実証した。
島根県川本町の認知症でない高齢者108人が協力。2班に分け、A班にイワシ1匹相当のDHAを含む魚肉ソーセージ、B班に多く含まれていないソーセージを毎日2本食べてもらう実験を、2008年11月から1年間続けた。
図形を記憶して模写するテストや、指をルールで決めた回数をたたくテストで、A班は実験開始から半年、1年の検査で点数が右肩上がりに改善。B班は、いずれも実験前の点数を下回った。
開始1年後の血液検査でも、A班は赤血球膜中のDHA濃度(単位・モル%)が9・0から10・1に上昇。B班は逆に8・9から8・7に減った。
橋本准教授はDHAが脳の神経細胞を再生させることを動物実験で確認済みで、今回の実験で「人体でも、短期記憶をつかさどる海馬が加齢により機能低下するのをDHAが抑えた」と考察する。
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