呼吸運動で発電、携帯にも充電できる?ゴム開発 米大学

呼吸運動で発電、携帯にも充電できる?ゴム開発 米大学
2010年3月2日 asahi.com

【ワシントン=勝田敏彦】米プリンストン大などが、圧力をかけると電気を発生する圧電素子をシリコーンゴムのフィルムの上に生成することに成功し た。このフィルムは人間の体に埋め込んだりはり付けたりでき、呼吸や歩行の運動から得た電力で携帯電話や心臓ペースメーカーなどを充電することも期待され る。専門誌「ナノレター」電子版に発表した。

 圧電素子は、ガス台の点火装置や圧力センサーなどに広く使われているが、材料は硬いセラミック。製造にも高温が必要で、プラスチックやゴムの上に作れない。

 そこで研究チームは最新の半導体製造技術を応用。高効率の圧電素子に使われるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の薄膜をシリコーンゴムの上に「印刷」し、圧電素子の性質を示すことを確認した。

 美容整形などに使われるシリコーンゴムは軟らかく安全で、体に埋め込んだりできる。チームは、実際に電力を取り出して携帯電話などを動かす実験を準備中だ。

 論文によると、人間が呼吸するときの肺の運動では1ワット程度、歩くときに足の底が床を踏む運動では67ワットほどのエネルギーが発生する。後者の1〜5%を回収できれば携帯電話程度は使えるという。

 JR東日本は、自動改札を通る乗客が床を踏むときのエネルギーを圧電素子で取り出す「発電床」の実験をしたことがある。

あおい薬局: 呼吸運動で発電、携帯にも充電できる?ゴム開発 米大学
http://aoiyakyoku.com/article.php/20100302050755520