あおい薬局
安全性高いiPS細胞作製に成功 動物由来の材料使わず
2010/11/24 19:28 【共同通信】
動物由来の材料を用いず、組成が明らかな材料だけを使って安全性が高い人工多能性幹細胞(iPS細胞)を培養、作製することに成功したと、東京大の浅島誠特任教授と長岡技術科学大、医薬基盤研究所のチームが24日、米科学誌プロスワンに発表した。
培養にはマウスの細胞やウシの血清などを使うのが一般的だが、動物のウイルスなどが混入する恐れがあり、人間の治療や薬の毒性試験などiPS細胞の実用化に向けた課題の一つだった。
研究チームは、bFGFという細胞増殖因子やヘパリンなど組成が明らかな物質を使い、ヒトの皮膚細胞からiPS 細胞を作り、長期間安定して培養することに成功した。このiPS細胞を分析すると、移植した場合に拒絶反応の原因となる恐れがある動物由来のシアル酸も減 少していた。
従来は、培養皿でウシなどの血清を使ってマウスの胎児組織に由来する細胞を増やし、これを下敷きにしてiPS細胞を培養していた。
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