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 2012/05/23 05:39 午後

HCVの増殖を抑える新機序の薬剤が登場

  • 2011/11/29 10:08 午前
  • 投稿者:
    Admin
最近のニュース IFN、リバビリンとの併用で遺伝子型1bの難治C型肝炎への著効率は7割超

日系メディカル オンライン 2011. 11. 28

田辺三菱製薬は11月28日、C型慢性肝炎治療薬「テラビック錠250mg」(一般名テラプレビル)を発売した。適応はC型慢性肝炎のうち、遺伝子型が1型(1a、1b)で「血中C型肝炎ウイルス(HCV)のRNA量が高値の未治療患者」あるいは「インターフェロン(IFN)単独療法かリバビリンとの併用療法で無効または再燃となった患者」。

テラプレビルは、HCVの複製に関与するプロテアーゼを阻害することでHCVの増殖を抑制する、国内で初めての薬剤(関連記事:2011.9.15 「年内にも登場する新薬により3剤併用が標準に」)。

国内で行われた第3相試験では、テラプレビル、ペグインターフェロン(PEG-IFN)α-2b、リバビリンの3剤併用群の著効(sustained virological response:SVR)率は73.0%で、現在の標準治療であるPEG-IFNα-2b、リバビリンの48週併用群のSVR率49.2%よりも高い治療成績を得た。

3剤併用群ではテラプレビルは12週、PEG-IFNα-2b、リバビリンは24週投与のため、治療期間も現在の標準治療の半分となる。

また、現在の標準治療が無効、または一度ウイルスが陰性化したものの再燃した患者でも、3剤併用療法によるSVR率はそれぞれ34.4%、88.1%だった。

なお臨床試験では貧血、皮疹が高い頻度で確認されている。C型慢性肝炎の治療では元々、リバビリンの副作用としてヘモグロビンの減少による貧血が知られているが、テラプレビルではリバビリンとは異なる機序でヘモグロビンの減少を来すと考えられている。

厚生労働省は承認条件として、全症例を対象に使用成績を調査するよう田辺三菱製薬に義務付けた。また同省は日本肝臓学会、日本皮膚科学会に対して、テラプレビルの適正使用を呼び掛けるよう協力を依頼している。

テラプレビルの薬価は1422.1円。1日3回毎食後、750mg/回服用する。投与期間は12週で、PEG-IFNα-2b、リバビリンと併用することとしている。

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